関節可動域
関節可動域の表示ならびに測定法については、日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会および日本足の外科学会によるものが日本では標準となっておりますが、出典によって異なっており、世界的には統一されていない印象を受けます。しかしながら、一般的に関節可動域とは、対象とする関節の基本軸と移動軸がなす角を意味しており、各関節における最大の運動域であるという点は共通しています。
関節可動域は、機能障害に対する評価指標の一つとして、整形疾患のみならずありとあらゆる患者において行われている、最もメジャーな評価の一つです。また、徒手的な評価でありながら定量的な評価が可能である点も特徴と言えます。その一方で、検査者の技量によって結果が異なるといったことも起こりうるため、より正確な評価が求められます。
こちらのページでは、関節可動域の測定方法をはじめ、様々な基礎知識についてまとめておりますので知識の確認や復習にご活用いただけたらと思います。
記事一覧
関節可動域測定の意義
関節可動域測定の種類と制限因子
関節可動域表示ならびに測定法の改訂
関節可動域の測定方法
- (1)関節可動域の測定方法(概論)
- (2)関節可動域の測定方法(肩甲帯・肩関節)
- (3)関節可動域の測定方法(肘関節・前腕・手関節)
- (4)関節可動域の測定方法(股関節・膝関節・足関節・足部)
- (5)関節可動域の測定方法(頸部・胸腰部)
- (6)関節可動域の測定方法(母指・指)
- (7)関節可動域の測定方法(第1趾,母趾・趾)
- (8)関節可動域の測定および結果表記における注意点
関節可動域 監修
永﨑 孝之 先生
学校法人巨樹の会 令和健康科学大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 学科長・教授
所属学会:日本理学療法士協会/日本支援工学理学療法学会/日本理学療法教育学会/福岡県理学療法士会/日本リハビリテーション工学協会/理学療法科学学会