導入事例
安心して使用できるリハビリテーション機器で
患者様自らが「動きたくなる」環境をつくっています。

千葉県成田市

成田リハビリテーション病院 様

患者様が自ら「動きたくなる」環境を病棟全体で実現しています

– 貴院の特徴を教えてください
当院は回復期リハビリテーション専門病院として2017年に開院しました。PT、OT、STが8〜9名でユニットを組み、患者様個々の能力を引き出すためにそれぞれの状態に応じたリハビリテーション(以下、リハ)を提供しています。せっかくリハを行ってもその後ずっとベッドで寝ていては、またもとの状態に戻ってしまいます。リハ以外の活動量も増やせるよう、例えば2階の病室から直接、緑豊かな中庭に出掛けられるようスロープを配置したり、病室近くに自主トレーニングができるスペースを設けたりして、患者様が自ら「動きたくなる」環境を病棟全体で実現しています。

リハ室も「動きたくなる」をコンセプトに設計

– リハ室ではどのようなトレーニングをされていますか
リハ室も「動きたくなる」をコンセプトに設計しており、自主トレーニングが行えるエリアを前面に配置しています。セラピストによる個別訓練の前後には自主トレーニングの時間があり、トレーニングの後、患者様ご自身が動きを復習するという流れで行っています。自主トレーニング中は他の患者様が個別訓練をしている様子を見られ、「次はあれがしたい。あれができるようになったら私も退院できるね」というように、患者様の意欲が引き出せるようにしています。

自主トレーニング、歩行訓練など様々な機器を使っています

– 酒井医療のリハ機器を選んだ理由を教えてください
酒井医療の機器は当院と母体が同じ新八千代病院でも使用しており、安心して使えるのでここでも数多く採用しています。自主トレーニングエリアには、平行棒やプレステップを、ADLトレーニングコーナーにはADLキッチン等を設置しています。なかでもプレステップは、比較的早い段階から自主トレーニングメニューに加えています。座面シートがホールド性に優れており、長時間安定した姿勢で運動できるため活動量をあげるのに使いやすいですね。

活動量をあげるという意味では、アンウェイシステムも個別リハでよく活用しています。大柄な患者様の歩行訓練は、小柄なスタッフだと支えきれないため、通常二人掛かりになり、長時間のリハは困難です。ですがアンウェイで免荷した状態でリハを実施すれば、足元のこまかな動作指示や補助がセラピスト1人でも行え、スタッフ一人分の役割を担ってくれると実感しています。

長期的な視点でご自身の生活を取り戻す支援をしていきたい

– 今後の展開をお聞かせください
回復期リハ病院なので退院後は皆さん、地域に戻っていかれます。その後のフォローアップ体制の充実にも力を入れていきたいと考えています。退院後、地域の施設や医療機関につなぐだけでなく、必要があれば、退院後も引き続きこちらに通っていただき、長期的な視点でご自身の生活を取り戻す支援をさせていただければと思っています。

お話を伺った方

作業療法士
小池 靖子 先生

施設情報

施設名称 医療法人社団 心和会  成田リハビリテーション病院
病床数 100床(回復期リハビリテーション病棟)
所在地 千葉県成田市南三里塚宮園18-1
ホームページ http://www.harmonichearts.or.jp/narita/

※事例紹介に掲載している取材記事、固有名詞、数値などの情報は取材時のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

納入機器

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